ラインハルト処刑エンドA

話し合いの結果、ラインハルトが処刑されることになった。彼は処刑用の拳銃を握りしめるセレスティアの目を見つめ「愛しているよ」と呟いた。その瞬間、彼女の目から涙が溢れる。引き金に触れる指が震えていた。
こんなこと…誰も望んでいないのに……

だが、その一瞬だった。
ラインハルトがポケットからスイッチを取り出し、それを押した。誰にも止めることは出来なかった。室内でプチッという小さな音が鳴り、リージェスが倒れ込む。すぐさまグレイシアが駆け寄るが、すでに彼は息絶えていた。

ラインハルトが「このくらいは……ね?」と言って笑う。グレイシアがそれでも引き金を引けないセレスティアから強引に拳銃を奪う。

「うぁあああああああああああ!!!」

銃声が何度も響く。
ラインハルトの顔や体は穴だらけになり、彼は動かなくなった。拳銃を落とし、グレイシアが泣き崩れる。その間、レオナルドは一歩も動くことはできなかった。

解説とあとがき