全員の共通情報

レジスタンス

約7,000人の人類によって構成された「新人類支配への抵抗」を掲げる軍事組織。約50年ほど前、世界中の政府機関が機能しなくなった後に設立された組織であり、代々ノアの一族が代表を務めている。短い歴史ながらも、ユークリウス・ノアは既に4代目の代表であった。
約7,000人という歴史的に見ればごく少数と言わざるを得ない人員でもレジスタンスが新人類の脅威足り得ているのは、ノアの一族が持つ優れた先導力と歴代の科学班が積み重ねて来た様々な技術によるものが大きい。
現在、レジスタンス構成員の標準装備となっているものは通信機、ナイフ、サブマシンガン、防弾装衣がある。また、大規模な作戦が行われる際には装甲車両や飛空艇も使用される。
科学班は現在も研究を重ね、日々新しい技術と装備を生み出し続けている。

過激派と穏健派

人類側でも新人類に対する思想は大きく2つに分かれる。新人類を根絶やしにすることで真なる自由を獲得しようとする過激派と、新人類との和解し共に生きる道を探ろうとする穏健派である。しかしながら、大半の人類は新人類を歴史や事実などから憎むべき存在と考えており、新人類側も「旧人類」という蔑称を使うなど対等とは全く言えないのが現状である。
ゆえに、穏健派の思想は新人類への隷属であり、新人類と交わろうとすることは人類側への裏切り行為であると弾劾されることも少なくない。そうした思想のぶつかり合いから、既に人類内だけでも多数の犠牲者を出す争いは発生している。レジスタンスの構成員は当然ながら過激派よりの思想を持つものが多い。

レジスタンスの拠点の様子

拠点は大きく3つに区分けされている。レジスタンスの構成員が集まる基地、構成員以外も関係なく住むことのできる居住区、露店が立ち並ぶバザールだ。また、ユークリウス・ノアは居住区の南端にあるテント下の地下シェルターに住んでいた。

基地の様子

基地内は5つの施設がある。 幹部の集まる幹部会議室、戦闘員が訓練を行う訓練棟、各地の情報を受信する情報局、医療班が医療法の確立や研究を行う医療棟、科学班が新装備や施設の開発を行う科学棟だ。

居住区の様子

居住区とは言うが、テントやトタンで屋根を組んだだけの簡素なものだ。強い雨風は防げず、虫や小動物が入り込むことも多い。また、少し裏路地に入ると人のいない暗い場所も多い。
居住区で住居を表す際は大きく東西南北で括り「居住区/南側」などと言うことが多い。各方面にはそれぞれ簡易的な浄水場、発電所、ゴミ集積所などがあり、それらの管理人もいる。

バザールの様子

拠点の中でも最も人の多い場所。テントを組んでゴザや板の上に商品を並べる店が多い。食事や雑貨などを売っている。また、この世界では結婚という概念が薄いため指輪を贈り合うなどの慣習も廃れてしまっており、大抵は子供が産まれるのを機に夫婦とみなされる。

新人類

70年ほど前に地球に降り立った侵略者。人間と見た目は変わらないが、人類より優れた科学力を持ち、また【超感覚】と呼ばれる能力が備わっていることが知られている。
五感の一部が異常なほどに強化され、遥か遠くのものや音、匂いを知覚できるようになる。優れた個体であれば透視や時間を飛び越えた感覚を得ることも可能となる。強化される感覚は個体によって異なり、出力にも差がある。
新人類代表のアーシュ・ウルゴアは【心眼】と呼ばれる相手の思考を正確に知覚する超感覚を持つ。これは心眼とは言いつつも実は聴覚かもしれないなど憶測は飛び交うが、人類側にこの正確な仕組みを知ることはできない。

アーシュ・ウルゴア

新人類代表とされる人物。彼女の外見は少女そのものであるが、それでも尚新人類の代表たる器と能力を備えていることの証左でもある。

捕虜解放作戦

新人類に囚われ捕虜とされている人類を解放するための作戦。レジスタンスが送った密偵によればアーシュ・ウルゴアは近々捕虜の大規模処分を行うと発表しており、その期日を踏まえユークリウス・ノアが決行日を定めた。この作戦には幹部5名を含めたレジスタンスの7割が動員される予定である。
また、このような大規模な解放作戦を行う際には、決行日の2日前に全構成員に休暇を取らせるのがレジスタンスの恒例となっている。今回も恒例通り2日前(【昨日の記憶】とされている部分)は幹部を含む全構成員に休暇が言い渡された。

ユークリウス・ノアの遺体

この遺体は影武者ではなく間違いなく彼本人だった。彼の遺体はバラバラにされており、切断面は刃物によって切られているようだ。また、首元には刺されたような深い傷があり、これが直接の致命傷になったと思われる。